2014年ソチ、2018年平昌と冬季オリンピックのフィギュアスケートで2大会連続金メダルを獲得した羽生結弦さん。
オリンピック3大会連続の金メダルを狙った2022年北京大会では総合4位でした。
羽生結弦さんは2022年7月、プロアイススケーターへ転向することと共に、今後は競技の世界から一線を画すことを表明。
あれから2年ほどが経過しました。
その羽生結弦さんに対して、筆者は一つ気になることがあります。
それは、羽生結弦さん「現在の状況はどうなっているのか」についてです。
この記事では、羽生結弦さんの「現在の状況」や「プロ転向後のスケートとの関わり方」などを中心にまとめました。
それでは、どうぞ!
羽生結弦さんの現在の状況は?
どのアスリートにも必ず訪れるのがセカンドキャリア選択のタイミングです。
オリンピック連覇を達成した羽生結弦さんも例外ではありません。
その羽生結弦さんは「現在何をしているのか」について気になっている方も多いかもしれません。
羽生結弦さんの現在の状況を確認していきましょう!
プロスケーターとして新たな船出!
北京五輪終了後の2022年7月、競技者としての第一線を退くことを発表し、現在はプロスケーターとしてアイスショーのツアーを中心として活動しております。
2023年11月には、プロスケーター転向後、自身初のアイスショー単独ツアーを開催しました。
それを皮切りに、2024年1月には佐賀公演、2月に横浜公演、4月には地元で宮城公演を立て続けに成功させました。
競技者としてのキャリアに終止符を打ち、プロスケーターとして新たな一歩を踏み出したのですね!
羽生結弦さんは、感受性豊かな表情や圧巻の滑りでファンを魅了してきましたが、定期的に全国各地で羽生結弦さんにお会いできるチャンスが今後もあるというのは興奮しちゃいます!
アスリートの「セカンドキャリア形成」は長年、アスリート就職支援の面で課題とされてきました。
第ニの人生における羽生結弦さんの活躍は、多くの現役アスリートや第一線を退いた選手にとって大きな刺激と勇気、きっかけを与えるのではないでしょうか!
個人的には、一流の選手として世界を席巻したアスリートがセカンドキャリアで活躍することでアスリートのセカンドキャリアの選択肢を加速度的に進められるきっかけになり得る、重要な出来事だと感じました。
また、今後も羽生結弦さんのアイスショーが各地域で開催されることが決定しています。
北京五輪から2年半以上が経過する中、羽生結弦さんはセカンドキャリアとして選択したプロスケーターという進路において、着々とキャリアを積み上げていることが分かり、こちらも非常に嬉しくなりました!
競技者としてのキャリアを区切ったことに伴い、メディアへの露出は少し減少した感がありましたが、プロスケーターとしての仕事に精力的に打ち込む姿を見られ、ファンも安堵している側面もあるのではないでしょうか。
YouTubeで演技動画を投稿!
2022年にプロスケーターへの転向表明後、YouTubeに自身の演技動画を合間を縫って投稿しています。
これまでは、競技者としての羽生結弦さんの演技を地上波で放送されていたため、気兼ねなく鑑賞できていましたが、プロスケーターへの転向となると、メディア出演や露出の機会も減少するのではないかと懸念されていました。
YouTubeでの演技動画の公開を通じて、その不安が一気に払拭され、ファンと触れ合う意味においても大きな意義があるのではないでしょうか。
YouTubeでの演技動画の公開は、羽生結弦さんの近況を見られるメリットも勿論ありますが、フィギュアスケーターの子どもたちの技術向上のほか、フィギュアスケート競技人口の増加などの効果も期待できるかもしれません。
こちらは、羽生結弦さんが好きなアーティスト「Mrs.GREEN.APPLE」の曲を取り入れ、滑っている動画です。
こういった動画プラットフォームを活用し、憧れの羽生結弦さんの演技をいつでも見られるというのは、子どもたちの競技への熱量を更に加速させると思われますし、これからフィギュアスケートを始める子どもたちとの大切な接点にもなり得るわけなので、心から素晴らしい活動だと思います。
2022年の北京五輪後、自身の進退が注目を集めましたが、現在はファンの方々との距離感も良い意味で近くなっているため、今後、更なる波及効果が期待されるかもしれません。
このことから、SNSが普及した現代において、世界の第一線で活躍し続けたアスリートがどういったセカンドキャリアを歩むのかという点は、「後進育成の観点」からも非常に重要な意思決定になってくるのではないでしょうか。
元妻と羽生結弦の結婚~離婚、現在の関係性までを調査!
羽生結弦さんは2023年8月4日、元バイオリニスト・末延麻裕子さんとの結婚したことを発表。
末延麻裕子さんは羽生結弦さんよりも8歳年上の姉さん女房でした。
この知らせを受け、ファンの多くは喜びに沸き立ったのではないでしょうか!
羽生結弦さんと末延麻裕子さんの結婚と離婚、そして離婚後の二人の関係性についてまとめました。
二人の結婚から離婚まで
幼少期からフィギュアスケートを続けてきて、国内でも超有名選手として名を馳せ、オリンピック連覇という申し分のない実績を残した羽生結弦さん。
2023年8月に発表した結婚は、羽生結弦さんにとって人生の一つの転換点になるはずでした。
結婚を決断するのは、羽生さんにも「家庭を持ちたい」という願望があったわけですし、結婚相手の末延麻裕子さんも同じ気持ちだったから結婚に漕ぎ着けたはずです。
そういった中で、結婚発表からたった3か月で離婚報道が出てしまったため、「一体何が起きたの!」と心配した人がほとんどだったのではないでしょうか。
結婚から105日後の11月17日、羽生結弦さんは離婚発表とその理由を次のように述べました。
羽生さんは「一般人であるお相手、その親族や関係者の方々、そして私の親族、関係者に対しても、ひぼう中傷やストーカー行為、許可のない取材や報道がなされています。
現状のままお相手と私自身を守り続けることは極めて難しく、耐えがたいものでした。
これからの未来を考えたとき、お相手に幸せであってほしい、
制限のない幸せでいてほしいという思いから、離婚するという決断をいたしました」などとしています。
NHKより引用
「羽生結弦さんに幸せになってほしい!」という思いは、多くの日本国民が感じていたことと思われます。
離婚を決断した大きな理由は、「他にもあるのではないか」と考える人も少なくないようです。
羽生結弦さんを支えてきた家族の存在、食事や生活面でのサポート、メディア対応などクリアしなければならない様々な項目があることは想像に難くありません。
しかし、NEWSポストセブンは二人の本当の離婚理由は「他にある」と報じています。
「アスリートの体は繊細です。指先まで神経をとがらせて演技をする羽生さんであればなおさらでしょう。
目にするもの、口にするもの、触れるものすべてに気を使わなければなりません。
そして、羽生さんの体のことを隅から隅まで知っているのは、彼のお母さんです。
しかし、結婚後、Aさんに対して、お母さんから食事の献立や食材、味付けなどについての指定やアドバイスは、まったくなかった。
隣の部屋に住んでいるのに、それまでの羽生さんを支えるルーティンの助言もなく、
完無視だったというんです」(スケート関係者)
NEWSポストセブンより引用
羽生結弦さんと結婚した末延麻裕子さん自身も、一流アスリート・羽生結弦さんの生活面のサポートや身の回りの世話などを覚悟した上で結婚を決意したと思われます。
その上で、NEWSポストセブンは「妻・末延麻裕子さんと羽生結弦さんの母親の関係性が上手くいかなかったこと」が離婚の最大の原因だと報じています。
羽生結弦さんの母の気持ちを察するに「オリンピック連覇、国民的なアスリートにまで登り詰めた羽生結弦をプロデュースしたのは私なんだ」という譲れない思いがあったのかもしれません。
これまでの羽生結弦さんの様々なサポートを担ってきたのは、お母さんだっただけに「結婚したからと言って、愛する息子、自分の人生における最高傑作の羽生結弦を奪われたくない」という思いがあったとするならば、そういった気持ちが芽生えるのも無理はないようにも感じます。
この件について、筆者の本音としては、この「嫁姑問題」が離婚の本当の理由なのだとしたら、「本当に辛くて、胸が張り裂けそう」だというのが正直な思いです。
「幸せな家庭を築く」ということが羽生結弦さんの心からの願いだったでしょうし、「協調性を持って、互いに信頼できる関係性を築いていってほしかった」というのが本音だったはずです。
プロスケーター転向、結婚を発表し、「これから新しい一歩を踏み出す」というタイミングだった羽生結弦さんにとっても非常に辛い出来事なのではないでしょうか。
羽生結弦さんは離婚発表をした2023年11月、自身初のアイスショーを開催しました。
羽生結弦さん自身、公私ともに様々な思いを胸に臨んだと思われますが、それをファンの皆さんの前で微塵も出さずに演技をやり切るというのは、プロとは言え、人間ですし、なかなか出来ることではないのではないかと感じました。
羽生結弦さんの人間力の高さを感じると共に「これまで自分は大きな困難をこうやって乗り越えてきたんだ」という気概を感じずにいられませんでした。
元妻と羽生結弦の現在の関係性は?今も関わりある?
離婚発表後、二人の関わりは、現時点で無さそうです。
二人は2019年、『ファンタジー・オン・アイス2019』というアイスショーで出会ったようです。
現在、羽生結弦さんはプロスケーターとして自身のアイスショーをプロデュースしており、全国各地で興行を催しています。
一方、バイオリニストの末延麻裕子さんは離婚後、音楽活動を再開しています。
末延麻裕子さんは自身のインスタグラムで2024年10月、宮城県で開かれたコンサートで演奏した様子を投稿しています。
元妻・末延麻裕子さんはバイオリニストとしての腕前は卓越したものがあり、クラシックという枠に留まらず、ボランティアで学校や施設を訪れ、演奏を披露していました。
今後もこれまでご自身が培ってきた技術を多くの人の前で披露する機会を継続的に作っていく可能性があります。
肝心の二人の現在の関係性ですが、離婚からまだ約1年ほどしか経過していないということで、どこかのイベントで共演したなどという情報はありませんでした。
出会った場所はアイスショーなので、今後どこかのイベントで互いに演者として偶発的に共演する可能性はあるかもしれませんが、現時点では低いのではないでしょうか。
筆者が逆の立場で考えた場合、元妻と別れてからまだ日が浅いことから、どこかで共演するというのは、少し難しいのではないかと感じてしまいます。
「時間が解決する」という言葉に頼りたくはないのですが、お互い惹かれ合うものがあり、結婚に至った中で結婚生活が長く続かなかった点を考えると、周囲には「少し時間がほしい」と感じているかもしれません。
ただ、二人は「互いの価値観の相違」が理由で別れたわけではないようなので、時間が経ち、改めてその時の事実を冷静に振り返られるようになったら、どこかで共演や再会などといったことがあるかもしれません。
被災経験のある羽生結弦さんが能登でチャリティー演技会!
2024年元日に発生した能登半島地震を受け、2011年3月に東日本大震災を経験した羽生結弦さんらのスケーターが被災した現地を少しでも勇気付け、復興支援の後押しをしようとチャリティー演技会を開催しました。
羽生結弦さんは、この演技会に対する思いを次のように述べています。
どんなことがあっても、自分に言い聞かせながら、
前を向いていくんだっていうような気持ちを届けたかった。
やはり僕はなるべくつらかった方々、つらいと思っている方々の近くで滑りたいと思った。
(復興への思いが)波動としてちょっとでも空気が動いて皆さんの元に届けって思った。
朝日新聞より引用
筆者は、この講演会自体が非常に意義深いと感じると共に、プライベートで落ち込むことがあった羽生結弦さんが「能登で被災した方々を元気付けたい」という思いで立ち上がる姿に感銘を受けました。
羽生結弦さんの「人間力の高さ」を感じるほか、東日本大震災で自身が大変苦労された経験が「このチャリティー講演会に込められているのではないか」と想像すると、胸に迫るものがありました。
羽生結弦さんが多くの人々に愛され、支持される国民的アスリートである所以を改めて確認できた気がしました。
プロスケーターとしての自身の興業のほか、このチャリティーなどの意義深い講演を通じて、羽生結弦さんには多くの国民の心に寄り添った演技を今後も期待したいと思いました。